喜寿のサプライズ

喜寿は日本が発祥

還暦が60歳、古稀が70歳(いずれも数え歳)となると、喜寿は80歳と思われそうですが、違うのです。
喜寿となると、実は7 7歳になります。
というのも、喜寿の字の喜は草書体で書きますと「喜「は「㐂」となりますので、七が重なり77歳のお祝いとなったわけです、
このことからわかりますように、「喜寿」は日本が発祥のお祝い事ということになります。

77歳と言いましても、数えの77歳になりますので実際は76歳のお祝いです。
このあたりは間違えやすいので、ご注意ください。
数え年といいますのは、生まれた年を1歳とする数え方なので、実際の年齢よりも一つ上の年齢になるということです。

喜寿祝いの品は?

喜寿の77歳は今では長生きとは言えない年齢になりました。
皆さまもご存知のとおり、日本は今や長寿国ですから、平均寿命は2015年で83.84歳です。
という事は、とっくに喜寿の77歳を超えています。
でも、ここまで元気でいてくれて、家族のために頑張ってくれた喜寿の親でしたら、やはり祝ってあげたいものです。

喜寿にお金を包むという風習もあったそうですが、親としては子供からお金をもらうというのは抵抗のあることでしょうから、子供や孫といっしょに食事をするというのが一番良いお祝いになります。
それでも、何か渡したいというのであれば、「紫」にこだわってみると良いです。
なぜならば、喜寿のお祝いは「紫」の物が良いとされているからで、いわば「紫」が喜寿を迎える人のラッキーカラーということになります。
因みに昔、紫は高貴な色とされていて、位の高い人しか身に付けられなかったそうです。

紫色のプレゼントといいますと、一番無難なのは花です。
他の物ですと、好みがあるので難しい場合があります。
特に義父母となると、気を使うでしょう。
自分の親でしたら、好みもわかるでしょうから、紫色のポロシャツのペアルックや夫婦茶碗、ペアのマグカップ等も良さそうです。

サプライズの演出

サプライズはやはり、心のこもったものが良いでしょう。
たとえば、色紙に兄弟姉妹、その配偶者や孫たちの言葉を書く、手紙を渡す、思い切ってお店を貸切にする等、考えられます。
お店を貸切にしたら、ご両親の思い出の曲をたくさん流してショータイムにしてもステキです。
社交ダンスを踊るようなご両親でしたら、踊ってもらうというのもオシャレ。
でも、そうするにはどのような曲に思い出がある科のリサーチは必要ですから、孫にも協力してもらいながらうまくリサーチしましょう。

ショータイム付の喜寿のお祝いができたら、ご両親にとってはもちろん、孫たちにも良い思い出になります。
綿密な計画を立てて頑張ってください。